「返事は来ないロック先生への手紙」

拝啓 ロック先生

 昔、先生には、ロックとは強くて大きい者達のものではなく、弱くて小さい者達とともにあり、彼らがやられてもなお立ち上がる時のBGMにこそふさわしい、そんな音楽だと教わった記憶です。
 しかし今の時代、ロックをそんな風にとらえても時代錯誤でナンセンスなどと言われかねません。悩める者を励まし、時には社会にくさびをも打つあの8ビートが、金儲けとファッション性にまみれ虚しく響いたとして、もはやそれがどうしたと言うのか・・・。そんな様子です。
 社会はますます強くて大きい者達の論理ばかりで回ろうとしています。こんな時代だからこそ先生の言っていたロックが、敗者やマイノリティを奮い立たせるロックが、力を取り戻してほしいと願っています。
 こうしてロックを言葉で語るかっこ悪さはさておき、先生、一度くらい返事をくれませんか。

何も変わりません ロック先生
誰も求めてません ロック先生
また一人やめました ロック先生
いつ卒業ですか? ロック先生

ますます大きく強くなる連中
どうか我々に 闘えるだけの力を




キヨステはロックバンド
都内のライブハウスを中心に活動中








撮影:伊原正浩




川上 輝之(ベース・コーラス)



古石 正史(ドラム・コーラス)


柴田 豊(ギター・ボーカル)